隠した気持ち?
隠した気持ち?
ホントは君が好きだけど、私は隠すよ
………
私の好きな人はナルト。
でも絶対、言ってなんかやんない。
だってこれは私の意地だから…。
………
景色が紅から紺に変わり、
空には星見え始めてきた頃。
私達の任務が終わった。
「今日は長かったなぁ」
そんなことを呟きながら私は歩いていた。
すると、後ろから声が聞こえてきた。
「〜」
その声を聞いて、私はつい微笑んでしまった。
だって、その声は私が大好きな太陽の声だったから。
「歩くの早すぎ!」
ナルトはやっとに追いつき、隣で呼吸をととのえていた。
「そうかなぁ?」
「そうだってばよ!!」
やっと呼吸がととのったのか、ナルトは文句を言いはじめた。
でも、すぐに…。
「まぁ、それより一緒に帰ろうぜ」
そう言って、ナルトはニカっと笑った。
「うん!」
は素直に頷いた。
でも、内心…。
その笑顔の下に、いったいなにを思っているのやら;
私と帰るのも、ホントはダルイって思ってるじゃない?
…でも。
私が帰りたいからいっか。
偽りでも、一緒に帰れるのは嬉しいんだよ。江狐?
なんで、私がその名を知ってるかって?
先に言っとくけど、ストーカーではないよ!(似たようなもんかもしれないけど…;)
私も暗部をやってるから…まぁ秘密だけどね?
………
朝の君も好きだけど、やっぱり夜の君の方が大好きです。
「、今日は江狐と組んでくれ」
それは嬉しい報告がだった。
嬉しさのあまり飛び跳ねそうになるのを、必死で抑えたよ…;
「御意」
………
「珍しい事もあるもんだね〜」
火影の部屋から出てすぐに私は呟いた。
「なにがだよ?」
ビクッ
「!!」
突然横から声がして、は本気で驚いた。
でも、誰だかわかってホッとする。
「なんだ江狐か;急に声掛けないでよ。驚いたじゃん!」
「が驚き過ぎなんだよ!つーか少しは気付よ。こっちが驚くわ!」
「アハハ;」
江狐の尤もな意見に、は笑うしかなった。
「それで、なにが珍しいんだ?」
江狐が聞く。
「ん?ああ。任務組むの珍しいよね」
はすぐに答えを言った。
「確かになぁ」
江狐納得していた。
「まぁ、げ…!」
は止まった。
自分が問題発言をしようとしてたことに気が付いたからだ。
「げ?」
江狐は眉を潜めていた。
「なんでもない!」
が慌てて言う。
江狐の方もそこまで興味がなかったのか、すぐに諦めてくれた。
「ふーんでもお前と蒼鹿と組むと任務めんどくなんだよなぁ」
焦った〜。もう少し気をつけないと…;
「アハハ、江狐君。その言葉そっくりそのまま返してあげるよ」
は笑顔で言った。
「…まっそろそろ行くか」
しかし、江狐には軽く流される。
そして、そんな江狐の態度には軽く苦笑いをしていた。
………
「…疲れた」
「オレも…」
任務を片付けた二人は、ダルそうに地面に座っていた。
「…でも、そのわりには楽しそうじゃなかった?」
「おめぇもな…」
「気のせいじゃない?」
「…ふぅん?」
江狐は不審の眼差しで見てきた。
「…ほらほら、さっさと帰ろ〜♪」
はそれには気付かないフリをして言った。
「おう」
………
紺から青になり、月が太陽に変わると、いつものように…。
「サクラちゃーん!!」
という声が聞こえてきました。
「………」
その声を聞いて、は眉をひそめる。
「ナルトってホントにサクラの事好きなんだね」
は皮肉を交えながら言った。
「うん!」
ナルトは皮肉に気付いていないらしく、笑顔で答えた。
そして、話を続けていた。
「でもサクラちゃん、サスケサスケって言いまくっててさぁ、
アイツのどこがいいんだってばよ!!もカッコいいと思う?」
「いやぁ?サスケなんかよりカッコいい人知ってるし」
「えー誰だってば?」
「江狐って人」
「は?」
ん…?ちょっと待って…私今誰になんて言った?
『………』
二人は黙っている。
しかし、それを先に破ったのはの方だった。
「あー…ナルト。私、先行くね〜」
はダッシュでその場から立ち去ろうとした。
が、ナルトがそれを許すはずもなく。
ガシッ
「ちょっと待て」
ナルトは人の腕を掴みながら笑顔で言った。
「…なんでしょうか?」
は走ろうとしていた足を止めた。
てか、素出てるよ。ナルトくん…;
「なんでお前がその名を知ってんだよ」
「えっ里中で有名だよ?」
は苦し紛れに嘘をつく。
「はい、ウソ」
でも、当然すぐにバレた。
「世の中知らない方が幸せよ?」
「」
話遠ざけようとしているを、ナルトが止める。
「ん?」
「言え」
「はい…;」
は素直に応じた。
………
ー数分後
「へぇー。オレの事好きなんだぁ」
ナルトが意地悪い笑みを見せながら言った。
「……///」
はなにも言えなくて、ただ真っ赤な顔を見せないように下を向いていた。
………
一方ナルトの方はというと…。
「〜♪」
が自分のことを好きだと知って、満更でもないって顔をしていた事は此処だけのお話…。
………
ー次の日
…胃が痛い;
は昨日の出来事のせいで胃が痛かった。
そして、トボトボ歩いていると…。
後ろから声を掛けられた。
「!」
それは、私の大好きな彼でした。
そして、いつもの笑顔がそこにはありました。
でも、少し違ったのは、太陽ではなく月の笑顔だったということ。
「なんでっ!?」
私は一体なにに驚いたんだろう?;
………
隠すつもりだった気持ちだった…。
言うつもりなんて全くなかった…。
でも…。
バレても離れていかない君を見て、少しは期待しても良いのかな?
………
依夜さま、こんな感じでいかがでしょう?
一応相互夢です!
てか、意味不明でスミマセン!!;
依夜さまにはステキなモノを頂いたというのに!!(土下座;
こんな駄文ですが貰ってやってください!
相互ホントにありがとうございました!!
これからも仲良くしてやってください(笑)
それでは!
2007.4.18 知花