8話
8話
「写輪眼のカカシと見受ける…悪いがじじいを渡してもらおうか」
へぇ、あの人喋れんだ…ってじゃなくて!
いい加減行かないとまた巻き込まれる!!
「〈んじゃナルト任したよ!〉」
ス…
「〈あっ!〉(アイツ、ホントに行きやがった…;)」
………
行った直後に戦闘は始まった。
危なかったぁ、一歩遅かったらアウトだったよ〜
さてと、どこで寝ようかなぁ?
私が周りを見渡していると。
人影が見えた気がした。
ん?あそこに誰かいる?…ふ〜ん
私はニヤッと笑ってから、気付かれないように人影の方に向かった。
………
「なーにしてんの?」
ビクッ
あっ可愛い〜。なんか小動物っぽい
「…キミは?」
「私?私は昼寝しに来たのv」
「そうですか」
お面を被った少年はまだ警戒しているようだ。
「なにもしないよ〜。私平和主義だし〜?」
のことを知っている人達だったら、
口を揃えて「うそだ!!」って言ったことでしょう。
「私、って言うんだ。よろしく〜お面君」
「(お面君って…。それにしても、この子もあの人達の仲間のはず、
…あれは分身?まぁ隙だらけだし、怪しい行動をするようなら…)ボクは白といいます」
「あ〜やっと話してくれた。なんか小動物を手なづけたみたいで嬉しいんだけど」
「ボクが小動物?」
「うん!んーなにがいいかなぁ?」
「………」
微妙なことを真剣に考えている、彼女を見てなんだか可笑しくなった。
「…クス」
「何が可笑しいのかな?」
「ふふ、さんはネコっぽいですね」
「あーそうかも。ってか私のことは呼び捨てでいいよ。私も白って呼ぶから(笑)」
「はい」
「あっ白は犬だ!」
「犬?」
「飼い主の無事を願って待っていて、もし飼い主が危ない目にあってたら自分の命を捨ててまで助けにいく」
「………」
「白にとって再不斬はそういう人じゃない?」
ピクッ
僅かな反応。
そして周りの空気が変わったのは私の勘違いじゃないだろう。
「は最初から気付いていたんですか?」
「なんとなくね?」
クナイを握る白。
「ならボクは…」
あなたを殺さなくてはなりません――…。
「白、さっき言ったでしょう?私は平和主義だって」
「ですが…」
「私は忍としてじゃなくて【】として白と友達になりたいんだよ」
「(…こんな変な人初めて見た…でも)」
もっと彼女のことを知りたいと思う自分がいた。
「…犬って小動物でしたっけ?」
「!」
ふと笑みがこぼれた。
でもすぐに。
「あ、あれ?;まぁ…小型犬ってことで!」
「クスクス、小型犬ですか?」
アハハ、すごい笑われてるよ;
「だって白、中型犬じゃなくない?」
「ですね」
そう言って二人で笑った。
「そうそう、今度白に子狐に会わせるよ!」
「子狐?」
「あそこで頑張ってる奴。金髪の」
「ああ、彼ですか」
「いい性格してるから楽しみにしてて」
ホントいい性格してるから(笑)
「はい。あっそろそろボク行きますね。再不斬さんが危ないですから」
「うん。また会えるよね?」
白はそれには答えないで微笑んだ。
それは「会えますよ」と言っているようだった。
………
白が行ったあと、私はさっきのことを思い出していた。
なんで、私あんなことすぐに言えたのかな?
【友達】
サスケとサクラには…いや、止めよう。
「さてと、私もそろそろ下りようかなぁ」
と思ってた矢先。
「カカシ先生ー!!」
ってゆう声が下から聞こえてきた。
えっ?
カカシになんかあった?
私はすぐに分身と入れ代わった――…。
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………
お待たせしました!
数ヶ月ぶりに更新です。
すでに忘れ去られてないか、ちょっと心配;
それでは、ここまで読んで下さって
本当にありがとうございます!