7話
7話
よしっ!カカシ達が行ったね。
さて、そろそろ私も下りよう〜。
スタッと軽やかに下りると。
私はすぐに、木に縛られている二人に近づいていった。
「どうも〜」
『お前さっきの!!』
二人は驚いた顔をしている。
でもそんなの、私の知ったことじゃないもんね〜。
「全く…君らのせいで、私がどんだけ迷惑を被ったことか!」
『はぁ!?』
二人はの言っている、意味が分からなかった。
まぁ、分かったら逆にスゴいと思うけど…。
「何だそれは?」
「ナルトは怪我するし?私も動かなくちゃいけない羽目になったじゃん!!」
『(それは俺らのせいじゃねぇ!!)』
二人は心の底からそう思った。
「だからね…。ストレス溜まってんだぁ〜 」
ゾクッ
『………;』
の黒い笑み二人は思う。
『(こいつホントに下忍か!?)』
残念、下忍じゃないです。
ふふふ。なにして遊ぼうかなぁ〜。
「ねぇ」
は彼らに一歩近づく。
「君らはなにして遊びたい?(笑)」
『ヒッ!!;』
二人のご冥福を心から祈ります…;
………
「〈おい、。どこ行ってたんだよ?〉」
アイツらでストレス発散したあとね〜。
すぐに皆のところに戻ったけど、いやぁナルトにはバレてたかぁ。
「〈さすが暗部だね〜。尊敬するよ〉」
「〈お前も暗部だろーが!〉」
間髪入れずに突っ込まれたし;ナルトのくせに生意気だよね〜。
「〈まぁどーせ、アイツらを半殺しにでもしてきたんじゃねーの?〉」
「〈おっ?正しくその通り。てか、見てた?〉」
いやホントに…。
私が不思議そうにしていると。
ナルトはさも当たり前の用に答える。
「〈の行動パターンなんて、楽に読めんだよ?〉」
そう言って不適に笑った。
「〈ぅわぁー!なんかすごい悔しい!!ってかムカつく!ナルトのくせに!!〉」
「〈おい!意味わかねぇから〉」
おっと口が滑った。
とりあえず笑っておこう〜。
「〈あはっ〉」
「〈あはっじゃねぇ!!〉」
「〈まあまあ〉」
「〈…はぁ。ってか、勝手にどっか行くなよ〉」
「〈考えとく〜?〉」
「〈テメッ〉」
………
ー現在
「オレは、ここまでだ。それじゃあな、気ィつけろ」
「ああ。超悪かったな」
タズナが御礼を言うと、船を運転していたオジさんその場から立ち去ってい行った。
「よーしィ!ワシを家まで、無事送り届けてくれよ」
「はいはい(次に奴らが襲ってくるとしたら、中忍じゃなくて上忍レベルに違いない…)
あーやだやだ」
「………」
カカシ〜私も嫌だよ。
ってか眠い…。ハァ…ホントめんどくさい。
そんな事を考えながら歩いていると…。
「そこかぁーっ!!」
ビクッ
いきなりの大きな声。
『!』
それと同時に、手裏剣が草村の方に飛んでいった。
『……』
「フ…なんだネズミか」
ナルトのこの一言で、ゴンッという鈍い音が周りに響いた。
「いってー!!なにすんだよ〜!!」
「ナルトがうるさいから〜〈なんかいたの?〉」
「それ!理不尽だから!!〈ああ。つーか!お前力入れ過ぎ!〉」
「どんどんやっちゃっていいわよ!なにかっこつけてんの!!そんなとこ初めから何もいやしないわよ!」
「コ…コラ!たのむからお前がやたらめったら手裏剣使うな…マジでアブナイ!!」
三人が順に注意すると。
タズナもワンテンポ遅れて言った。
「コラ!チビ!!まぎらわしいことすんじゃねェ!!」
「〈あ〜ごめーん〉」
そりゃあ…本気で殴りましたとも。
まぁナルトが気付くわけないからいっか〜。
「〈てか、わざとだろ?〉」
ギクッ
何でバレたんだろ?;
「〈き、気のせいだよ〜〉」
「〈(…わかりやすいヤツ)〉」
「〈あ、あはは。ほらナルトあそこに何かいるよ?〉」
これ以上何かを言われないうちに、急いで指をさした。
「〈はいはい…ってかあとで覚えとけよ〉」
ぼ、暴力はんたーい!!;
「そこかァー!!!」
ナルトは手裏剣を投げる。
ビシュ
ガサ!
「だからやめろー!!」
バコ
あっ先に言っておくけど、今度は私じゃないから!
「くがァ!!ホ…ホントに誰かがこっちをずっと狙ってたんだってばよ」
「はい、ウソ!」
ガサ
草村を別けると、そこには失神しているウサギが一羽。
「ナルト!なんてことすんのよォ!」
ギュ…
「そ…そんなつもりは…ゴメンようさこう!」
「なんだ…ウサギか!」
「〈ウサギ震えてんじゃん!可哀相〜〉」
「〈しょうがねーじゃん;〉」
「(あれはユキウサギだ…今は春…あの毛色は何だ!?
これは光りがあまり当たらない、室内で飼われた変わり身用のユキウサギ…。さっそくお出ましか…)」
あっカカシも気付いたみたいだね。
だったら、先に言っとかなくちゃ〜。
「〈カカシ〜私は見物してるから〜〉」
「〈え?さん?;〉」
「<大丈夫!ナルトはいるから!>」
「〈お前も動けよ!〉」
「〈眠いから嫌v 睡眠不足はお肌に悪いんだよん〉」
「〈うわ〜;〉」
「〈ってか、オレより若いでしょーよ;〉」
二人は苦笑しているけど。知らねー。
………
「(なるほど…こりゃあいつら鬼兄弟レベルじゃ無理だ…。
木葉隠れのコピー忍者写輪眼のカカシがいたんじゃなァ…。)」
サッ
あっやっと動くんだ…。
「!!全員ふせろ!!」
カカシの声。
『!』
カッ
木に食い込む刃物。
起き上がってみると。
そこには偉そうな人が立っていた。
「(…こいつは確か)」
「〈ナルト〜。コイツ誰だっけ?どっかで見たことある気がするよーな。しないよーな?〉」
「〈どっちだよ;あー確か再不斬って奴だっぜ?オレもあんま覚えてねーけど〉」
「〈あっそんなんだった気がする!〉」
次の瞬間。カカシがもっと詳しいことを言ってくれた。
「へーこりゃこりゃ。霧隠れの抜け忍桃地再不斬君じゃないですか」
「〈オレ動かないとまずいよな?;〉」
「〈そうだね〜。ドベだけど目立ちたがりなナルト君だもんね〜〉」
「〈ドベ強調すんな!つくづく、メンドーな設定作っちまったなぁ〉」
「〈頑張れ〜。陰ながら応援してあげる〉」
「〈応援しなくて、良いから手伝えや〉」
「〈死んでも嫌v〉」
は笑顔で言う。
「(死んでもって;)〈…まぁ行ってくる〉」
「〈いってらっしゃーい〉」
走り出そうとするナルト。
が、それを制止する手。カカシだった。
「邪魔だ。下がってろお前ら。こいつはさっきの奴らとはケタが違う〈ナルトも大変だね〜〉」
「〈まぁな〜;〉」
「〈まだ平気だけど、ホントやばくなったらヨロシクね;〉」
「〈わかった。無理すんなよカカシ〉」
「……」
「(こいつが相手になると)このままじゃぁ…ちとキツイか…」
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………
ヒロインのストレス発散使われた
鬼兄弟が微妙に可哀相に思えました。
まぁ、そーいう運命だったってことで(笑)