<br> 1話<br>



1話




「ナルト!じっとしときなさいよ!!」



ナルトを注意するサクラの声が聞こえる。



「なんでオレ達7班の先生だけこんな遅せーんだってばよォ!!

ほかの班はみんな新しい先生とどっか行っちまったし

イルカ先生も帰っちまうし!」



あれから数時間7班の担当上忍だけはまだ来ていなかった。



「ちょっと!!何やってんのナルト!!」



サクラの声を無視してはナルトに隠話で話し掛ける。



「<ねぇ、担当上忍ってもしかして(笑)>」


「ニシシシ<ああ、多分な(笑)>」



ナルトは器用に、とサクラと話しながらブービートラップを作っていた。



「遅刻してくる奴がわりーんだってばよ!!」


「ったくもー!私!知らないからね!!(こうゆうのけっこー好きなのよー!!)」


「サクラ言ってる事と思ってる事違くない?」



は笑いながら言う。



「フン、上忍がそんなベタなブービートラップにひっかかるかよ」


「<アハハ、多分引っ掛かってくれるよね。あっ来たv>」


「<アイツだからな>」



ガラ!!



扉が開く音がする。


でもすぐに



バフ



黒板消しが落ちる音が聞こえてきた。



「!」


「きゃははは!!引っ掛かった!!引っ掛かった!!<カカシ来んのがおせーよ;>」


「<あはは、ごめーんね。>」


「<でも、遅れないで来たら逆に恐いけどね〜>」



も二人の会話に加わった。



「<確かにな(笑)>」


「<…あのね〜;>」



二人の言いぐさにカカシは苦笑いをしていた。



「先生ごめんなさい。私は止めたんですが、ナルト君が…(OK!!OK!!よみ通りのベタなオチー!!)」


「(……これが本当に上忍か?頼りなさそうな奴だな…)」



達が話している最中、サクラとサスケがそれぞれ喜んでたり、不安になったりしていた。



「んー…なんて言うのかな、お前らの第一印象はぁ…嫌いだ!!」



ズーン



カカシの一言に空気が重くなった気がした。



『……;』



…私寝てただけなんだけど;




………




五人は場所を外に移した。



「そうだな…まずは自己紹介をしてもらおう」


「…どんなことを言えばいいの?」


「…そりゃあ好きなもの、嫌いなもの…将来の夢とか趣味とか…ま!そんなのだ」


「あのさ!あのさ!それより先に先生、自分のこと紹介してくれよ!」


「そうね…、見た目ちょっとあやしいし」



ナルトの一言にサクラの同感する。



「あ……オレか?オレは【はたけ・カカシ】って名前だ。

好き嫌いをお前らに教える気はない!将来の夢…って言われてもなぁ…。ま!趣味は色々だ…」


「ねぇ…結局分かったの…名前だけじゃない?」


『…;』



みんな苦笑するしかなかった。



「じゃ、次はお前らだ。右から順に…」



一番最初はナルトだった。



「オレさ!オレさ!名前はうずまきナルト!好きなものはカップラーメン

もっと好きなものは、イルカ先生におごってもらった一楽のラーメン!!

嫌いなものはお湯を入れてからの3分間。将来の夢はァ」


「(ナルト、ラーメンのことばっかだな…)」



カカシは素直にそう思った。



「火影を越す!!ンでもって、里の奴ら全員にオレの存在を認めさせてやるんだ!!」


「<ナルトかっこいー>」



「<が言うと、からかってるようにしか聞こえねぇんだけど>趣味は…イタズラかな」


「<…おい;>」


「次!」



次は、サスケの番だった。



「名は、うちはサスケ。嫌いなものならたくさんあるが、好きなものは別にない。

それから…夢なんて言葉で終わらす気はないが野望ならある!

一族の復興と、ある男を必ず…殺すことだ」



サスケの言ったことにみんなシーンとなった。



「(かっこいい…v)」


「(…やはりな…)」


「<それってイタチの事だよね;>」



は苦笑いしながらナルトに言う。



「<…だろうな;>」


「<叶えてもいいけど、こっちに被害が来ないといいな〜>」



は本気でそう思っていた。



「<そうなってくれるとオレも嬉しいけど、無理じゃねぇ?;>」


「<…ですよね;>」



の密かな夢はあえなく消えていった。



「よし…次」



次はサクラの番だった。
「私は春野サクラ。好きなものはぁ…てゆーかぁ、好きな人は…」



チラ



サクラは横にいるサスケを見る。



「えーとぉ、将来の夢も言っちゃおうかなぁ…キャー!!」


「………」


「嫌いなものはナルトです!!」



ガーン



その一言にナルトはショックを受ける。



それを見て



「<ナルトの浮気ものー!!>」


「<はあ!?>」



ナルトは本気で驚いた。


でも、それを無視しては続けていた。



「<つーか、嘘泣きは止めろ>」


「<あはっバレた?>」


「<…お前なぁ>」


「趣味はぁ…」



チラチラ



「(この年頃の女の子は…忍術より恋愛だな)よし…最後にそこの女の子」



そしての番になった。



「んー?名前は、。好きな事は寝ることで、嫌いな事は睡眠妨害!あっ邪魔した奴ぶっ殺すからv」


『(……こわっ;)』



皆の顔が引き攣っていた。



「将来の夢は、ナルトのお嫁さ〜ん♪」


「(///!?)」


「…っていうのは冗談で、ずっと寝れること。

趣味は人をからかって遊ぶこと…だけど、特にナルトが好き(笑)」



「<…お前さぁ、その趣味止める気ねぇ?>」


「<あはっありえない>」


「<…はぁ;>」


「(…は相変わらず寝ることばっかだな)

よし!自己紹介はそこまでだ。明日から任務やるぞ」



サッ!



ナルトはその一言で慌てて立つ。



「はっどんな任務でありますか!?」


「まずは、この五人だけであることをやる」


「なに?なに?」


「サバイバル演習だ」


「サバイバル演習?」



…ホント、勘弁してほしい;



内容を知っているはがっくりうなだれていた。



「………」


「なんで任務で演習やんのよ?演習なら忍者学校でさんざんやったわよ!」


「相手はオレだがただの演習じゃない」


『?』


「じゃあさ!じゃあさ!どんな演習なの?」


「……ククク…」


「ちょっと何がおかしいのよ、先生!?」


「いや…ま!ただな……オレがこれを言ったらお前ら絶対引くから。」


「引くゥ…?は?<確かにあれはな(笑)>」


「なんで引くの?<ねぇ(笑)>」



とナルトは内心笑いながら聞いていた。



「卒業生27名中下忍として認められる者は、わずか9名残り18名は再び学校へ戻される。

この演習は脱落率66%以上の超難関試験だ!」



ヒク



皆の顔が引きつっていた。



「ハハハ、ほら引いた」



『………』



当然皆騒ぎ出す、まぁ主に二人だけど。



「ンなバカな!!あれだけ苦労して…じゃ!なんのための卒業試験なんだってばよ!」


「あ!あれか…下忍になる可能性のある者を選抜するだけ」


「な〜なァ〜にィ〜…」


「とにかく明日は演習場で、お前らの合否を判断する。

忍び道具一式持って来い。それと、朝飯はぬいて来い…吐くぞ!

くわしいことはプリントに書いといたから明日は遅れてこないように!」

『<カカシそれはお前だ!!>』



とナルトはハモッていった。



「<…あはは;>」



「吐くって!?そんなにキツイの!?

(…けど、この試験落ちたらサスケ君と離ればなれになっちゃう…これは、愛の試験だわ!!!)」


「………」



キッ!


グシャ



サスケはプリントを暫らく見ていたから、すぐに握りつぶした。



「ムム〜漢字ばっかだ。コレ」


「(明日は寝るぞ〜♪)」



それぞれの、思いがかさなりながらその日は解散した。



ー夜



今日はじーちゃんに頼んで(脅して)二人とも暗部の方の任務は休みにしてもらった



「ナルトーご飯できたよ〜」


「あーわかった」


『いただきまーす』



食べている最中、二人は明日の話で盛り上がっていた。



「明日面倒だなぁ」


「ホントになぁ」


「あれって確か、協力しなくちゃダメなんだよね。そういうの一番嫌いなんだよ〜;」


らしいな(笑)まぁ適当に過ごせばいんじゃね?」


「そうだね〜?」

















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………




次回は、サバイバル演習です!


とりあえず、ヒロインはどうしようかなぁ…と考え中です(笑)